有機農業が日本の食卓を変える日___知っておきたい「オーガニック食品」の今と未来

有機農業に関心をお持ちの皆さん。こんにちは! 当ブログ管理人です。
当社は養豚場を中心に、米や野菜の栽培や有機質堆肥の製造を行っています。
当社のモットーは「安心・安全」で「環境に優しい」農業で作物を育てることです。
今回は、近年注目を集めている有機(オーガニック)食品がどんな状況にあるかを
ご紹介していきます。
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目次
はじめに
物価高で食品の値上がりが続く中でも、
毎日のご飯をもっと安全に、もっと体に優しくしたい――。
そんなふうに感じたことはありませんか?
スーパーに行くと、野菜や果物の棚に「有機」「オーガニック」と書かれた商品が増えていることに気づく方も多いと思います。数年前と比べると、取り扱いのある店舗も品数も、ずいぶん増えました。
それでも、「オーガニックって結局どういうもの?」「体に本当に良いの?」「なんでそんなに高いの?」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問にできるだけわかりやすくお答えしながら、オーガニック食品の今の状況と、これからの未来についてもご紹介します。食の選択肢を広げるきっかけになれば、うれしいです。
そもそも「オーガニック食品」って何?
「オーガニック(Organic)」は日本語で「有機」と訳されます。有機食品とは、化学的に合成された農薬や肥料を使わずに育てた農産物、またはそれを原料として作られた加工食品のことです。
日本では、農林水産省が定めた「有機JAS規格」に適合した食品だけが「有機」「オーガニック」と表示することができます。つまり、お店で「有機」と書いてある商品は、国が認めた第三者機関による認証を受けているということ。
ラベルをよく見ると、丸い葉っぱのマーク(有機JASマーク)がついているはずです。
有機農業では、農薬や化学肥料に頼らず、堆肥(たいひ)などの有機物を使って土を育て、自然の力を活かして作物を育てます。虫や雑草も、なるべく自然な方法でコントロールします。
一言でいうと、土・水・生き物を大切にしながら行う農業です。
有機農業はどれくらい広まっているの?
日本の農業全体に占める有機農業の割合は、まだ決して高くありません。農林水産省のデータによると、2022年時点での有機農業の取組面積は約2万6,000ヘクタール。耕地面積全体に占める割合は約0.6%程度にとどまっています。

ヨーロッパと比べると、この数字はかなり小さいです。
たとえばオーストリアでは耕地面積の約27%、スイスでは約17%が有機農業で使われており、日本との差は歴然としています。
ただし、日本では近年、有機農業への取り組みが急速に広まっています。農林水産省は「みどりの食料システム戦略」の中で、2050年までに有機農業の取組面積を耕地面積全体の25%に拡大するという目標を掲げました。これは非常に野心的な目標数字ですが、政府が本腰を入れてオーガニック農業を後押しする姿勢を示しているともいえます。
世界のオーガニック市場はどう動いている?
日本国内だけでなく、世界全体でもオーガニック食品の需要は急拡大しています。
調査会社の報告によれば、世界のオーガニック食品市場の規模は2023年に約2,200億ドル(約33兆円)を超えたとされています。そして今後も年率10%前後の成長が続くと予測されており、2030年には4,000億ドル(約60兆円)を超えるとも言われています。
特に需要が高いのは、アメリカ・ドイツ・フランスといった欧米諸国。これらの国ではオーガニック食品が「特別なもの」ではなく、「ごく当たり前の選択肢」として定着しています。スーパーに行けば、一般食品と並んで有機食品がずらりと並んでいるのが普通の光景です。
一方、アジア市場でもオーガニックへの関心は急速に高まっています。中国・韓国・台湾などでは中間所得層が増え、「安全な食べ物に対してお金を払う」意識が高まっています。日本も同様で、特に子育て世代の親御さんを中心に、オーガニック食品への関心が年々強くなっています。
なぜ今、オーガニック食品が注目されているの?
オーガニック食品が注目される理由は、一つではありません。大きく分けると、次の4つのポイントが挙げられます。
1. 健康意識の高まり
新型コロナウイルスのパンデミック以降、「自分の体を守る」「免疫力を高める」といった健康意識が世界中で高まりました。食べ物を通じて体の中から健康を作ろう、という考え方が広がり、農薬を使わないオーガニック食品への関心が高まったのです。
実際、オーガニック食品に含まれる抗酸化物質(ポリフェノールなど)の量が、一般の農産物より多いというデータも複数の研究で示されています。土の中の微生物が豊かで、植物が自らストレスに対抗するために栄養素をより多く作り出すからだと考えられています。
2. 農薬への不安
食の安全に関する意識が高まる中、農薬への不安を持つ方が増えています。特に子どもに食べさせる食品については、できるだけ農薬の残留を避けたいと感じる親御さんは多いでしょう。
有機JAS認証を受けたオーガニック食品は、化学合成農薬を使用していないため、農薬残留のリスクが低いとされています(ゼロではありませんが、一般農産物よりリスクが低いとされています)。
3. 環境への配慮
最近よく聞く「SDGs(持続可能な開発目標)」や「カーボンニュートラル」といった言葉。有機農業はこれらの取り組みとも深く関わっています。
化学農薬や化学肥料を使わない有機農業は、土の生き物を守り、水質汚染を防ぎ、生物多様性を維持する効果があります。また、堆肥を使って土壌に炭素を蓄えることで、温暖化ガスの削減にもつながるとされています。「環境にいいものを選びたい」という消費者の意識が、オーガニック食品への需要を後押しているのです。
4. 地産地消・農家支援への関心
有機農業は大量生産・効率化よりも、丁寧な農業を行う小規模な農家が多い傾向があります。オーガニック食品を選ぶことは、そういった農家さんを直接支援することにつながります。「誰が、どこで、どのように作ったかを知って食べたい」という消費者の意識とも一致しています。
オーガニック食品のデメリットとは?
オーガニック食品の良い面ばかりを伝えるのは公平ではないので、気になるデメリットや課題も正直にお伝えします。
① 価格が高い
最も大きなハードルは、価格です。有機農産物は手間がかかる分、一般の農産物よりも割高になることがほとんど。「毎日食べたいけど、家計が心配」という方も多いでしょう。ただし、近年は流通の整備や生産者の増加により、以前より価格差は縮まってきています。
② 見た目が不揃い
農薬を使わないため、虫食いや形の不揃いが出やすい場合があります。見た目を重視する日本の消費者にとっては気になる点かもしれませんが、逆に言えばそれが「自然のまま」の証とも言えます。
③ 入手しやすさの問題
地域によっては、近くにオーガニック食品を扱うお店がない場合もあります。ただし、ネット通販の充実により、全国どこからでも有機農産物を購入できる環境は整いつつあります。
④ 「オーガニック=絶対安全」ではない
有機農業で使う農薬がゼロかというと、そうではありません。有機JAS規格でも、一定の「天然由来の農薬」の使用は認められています。また、農薬だけが食の安全に関わるわけではないため、「オーガニックだから完璧」と思いすぎないことも大切です。
2030年に向けたオーガニック食品の未来予測
ここからは少し先の未来の話をします。専門家や調査機関が予測するオーガニック食品の未来とは、どんなものでしょうか?
市場規模はさらに拡大する
前述の通り、2030年には世界のオーガニック市場が4,000億ドル超になると予測されています。日本市場でも、政府の「みどりの食料システム戦略」による政策的後押しもあり、オーガニック農産物の流通量は増加が見込まれます。生産量が増えれば価格も下がりやすくなり、より多くの消費者が手に届きやすくなるでしょう。
テクノロジーとの融合
「有機農業はアナログ」というイメージがあるかもしれませんが、実はテクノロジーとの組み合わせが進んでいます。たとえば、AIやドローンを使った病害虫の早期発見・対処、IoTセンサーによる土壌の状態の可視化、スマート灌漑(かんがい)システムによる水の効率的な使用などが実用化されつつあります。こうした技術の活用により、有機農業の効率が上がり、生産コストの低下が期待されています。
フードテックとの連携
植物性タンパク質や代替肉、発酵食品など、いわゆる「フードテック」の分野でも、オーガニック原料への需要が高まっています。オーガニック大豆を使った代替肉や、有機原料を使った機能性食品など、新しいジャンルの食品が次々と登場するとみられています。
給食・外食へのオーガニック導入
日本では一部の自治体がすでに学校給食へのオーガニック食材の導入を進めています。千葉県いすみ市はその先進例として有名で、地元の有機米を給食に取り入れる取り組みが注目を集めました。こうした動きは今後、全国に広がっていくと見込まれています。また、外食チェーンやコンビニでもオーガニック素材を使ったメニューの開発が進むとみられています。
サブスクリプションと産直サービスの成長
「食べチョク」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」などの産直・定期便サービスがすでに人気を集めていますが、今後さらに拡大が予想されます。農家と消費者が直接つながる仕組みは、有機農業の普及に大きな役割を果たすでしょう。
私たちにできること――小さな一歩から始めよう

「オーガニック食品の未来は明るいのはわかった。
でも、普通の生活者として何ができる?」という声が聞こえてきそうです。
実は、日常生活の中で少しだけ意識を変えるだけで、有機農業の普及を後押しすることができます。
まずは一品からオーガニックを試してみる
全部をオーガニックに変える必要はありません。毎日食べるお米を有機米に変える、よく使うオリーブオイルをオーガニックにする、など一品だけ試してみるだけでも十分です。
旬の地元野菜を選ぶ
地元で作られた旬の野菜は、輸送コストが低く、農薬を使う必要性も比較的低い場合が多いです。地産地消を意識することも、有機農業への一歩につながります。
産直サービスや農家さんのSNSをフォローする
有機農家さんの多くは、SNSで農業の様子を発信しています。応援する農家さんを見つけてフォローするだけでも、農家さんの励みになります。
農業体験に参加する
週末農業や有機農家さんのファームツアーに参加するのもおすすめです。土に触れ、作物が育つ様子を見ることで、食への感謝が深まります。また、農家さんの仕事の大変さや価値を肌で感じることができます。
まとめ
ここまでお読みいただき有難うございます。
オーガニック食品は、「健康志向の人だけのもの」「お金持ちの贅沢品」ではなく、これからの時代の食の選択肢として、ごく普通の存在になっていくはずです。
有機農業は、私たちの体を守るだけでなく、土を守り、水を守り、生物多様性を守り、地球全体の未来を守る農業でもあります。
世界市場は今後も大きく成長し、日本でも政府・民間・生産者・消費者が一体となってオーガニックの普及を進めていく流れは、もう止まりません。
毎日の食事の中で、ほんの少しだけ「どこで、誰が、どのように育てたか」を意識してみてください。その小さな一歩が、農家さんを支え、環境を守り、あなた自身の体を守ることにつながっています。
有機農業の可能性は、これからもっともっと広がっていきます。その未来に、ぜひ一緒にワクワクしていきましょう。
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