【肉の人気、トリビア】「西の牛、東の豚、九州は鶏」は本当?牛と豚の分水嶺はどこ?佐賀は豚もうまい!!

お肉がお好きな皆さん、こんにちは!当ブログ管理人です。

当社は「和豚もち豚」の養豚事業をメインにして、米・野菜の有機栽培や有機質堆肥の製造販売を行っています。当社所在地の佐賀県唐津地区は佐賀牛の一大生産地で有名ですが、養豚も頑張っています。

この記事では、国内お肉ランキングや「なるほどな」のトリビア、日々統計の向こう側にある「おいしい肉話と文化」をご紹介していきますので、最後までお読みいただけると嬉しい限りです。

はじめに

「あなたは牛・豚・鶏、どれが一番好きですか?」

そう問われれば、誰もがこだわりを語り出すはず。
最新の家計調査データ(2025年推計)によれば、1世帯あたりの生鮮肉への年間支出額は83,265円に達しました。物価高の中でも、前年比で3.6%増加しているこの数字。
家計を預かる人々の「肉」への情熱は、経済の波を超えて揺らぎません。
今回は、膨大なデータから浮かび上がった、日本人の「肉愛」に関する5つの意外な真実を解き明かします。

トリビア1:不動の「西牛・東豚・九州鶏」という勢力図

日本の肉消費を語る上で、地域ごとの嗜好の差は驚くほど鮮明です。
これは単なる好みの問題ではなく、歴史的な家畜の使われ方に端を発しているんです。

  • 牛肉(西高東低): 圧倒的1位は和歌山県(年間消費額35,945円)、2位に京都府(34,604円)と近畿勢が独占しています。西日本では古来、農耕用に「牛」が重宝され、明治以降にその食文化が花開きました。
  • 豚肉(東高西低): 1位の東京都(34,150円)をはじめ、上位は北関東や東北が占めます。
    東日本では馬が農耕の主役だったため牛文化が薄く、代わりに明治以降、国策として関東近郊で養豚が盛んになった歴史があります。
  • 鶏肉(九州・西日本): 1位の大分県(24,141円)、2位の福岡県(22,860円)など、九州の圧倒的な強さが光ります。
    水炊きや唐揚げといった鶏肉主体の郷土料理が、暮らしの中に溶け込んでいる証です

西日本では和食のイメージが強い地域であっても、すき焼きや肉じゃがの「肉」といえば牛肉が主流。
スーパーの精肉売り場の面積比率が、関ヶ原を境にガラリと変わる様は、まさに食の歴史ドラマといえるでしょう。

トリビア2:京料理のイメージを覆す「肉の聖地・京都」の正体

「京都の食事」といえば、出汁を利かせたおばんざいや繊細な懐石料理を連想するでしょう。
しかし、生鮮肉全体の総支出額で全国1位に輝いたのは、他でもない京都府(年間89,199円)です。

なぜ、京都はこれほどまでに肉を愛するのか。

実は、京都は「京都肉(牛)」「京都ぽーく(豚)」「京地どり(鶏)」と、3種すべてのブランド肉を有する稀有な名産地です。
市民の気質も、パンの消費量が全国トップクラスであることからも分かるように、実はハイカラで合理的なものを好む「肉食系」なのです。

洗練された食文化の裏側に、質の高いタンパク源をしっかりと摂取する力強い生活の知恵。
あっさりしたイメージと、ガッツリした肉愛のギャップこそが、京都の食の奥深さを象徴しています。

トリビア3:進む「牛肉離れ」と、家計を救う「鶏・豚」へのシフト

家計の財布の紐は、統計データに正直に表れます。2022年を基準(100)とした、2025年の消費行動の変化(表1)を見ると、深刻な「牛肉離れ」の実態が見えてきます。

  • 牛肉: 価格高騰により、購入数量は87.1%、支出金額も93.4%と大きく減少。
       高値ゆえに「買いたくても買えない」層の増加を示唆しています。
  • 豚肉: 購入価格が牛肉の4割程度という手頃さから、支出金額は109.0%と堅調です。
  • 鶏肉: 支出金額の伸びは116.2%と3大食肉で最大。
       牛肉の3割弱という安さと健康志向が重なり、鶏肉が家計の救世主となっています。

ハレの日の主役だった牛肉が食卓から遠のき、日常の鶏・豚へと需要がシフトする。
このダイナミックな変化は、現代日本人の「生活の知恵・賢い選択」の結果といえるでしょう。

トリビア4:部位で見る「ヒレ不足」と「ロイン(腰肉)低迷」の逆説

食肉流通センターの最新報告(2026年2月)を読み解くと、牛の「体」の中でも需要の二極化が起きています。ここでは2022年を100とした「価格指数」が鍵を握ります。

  • ヒレ: ホテルやレストランの外食需要が本格回復し、価格指数は110程度で推移。
       「モノが足りない」と現場から悲鳴が上がるほどの人気です。
  • 和牛ロイン: 高級部位の代名詞ですが、内需では節約志向の直撃を受け、指数が90を切るほど低迷しています。
  • 豚肉のモモ vs ロース: 加工用の「モモ」が在庫を確保できないほど不足する一方で、家庭での需要が鈍い「ロース」は在庫を抱える場合があるという、部位ごとのミスマッチが深刻化しています。

経済の格差や流通の歪みが、そのまま「どの部位が売れるか」に直結する。

食肉の部位は、社会の景気感(センチメント)を映し出す鏡のようですね。

トリビア5:佐賀県は「牛肉」と「鶏肉」の二刀流?

九州の中でも、佐賀県佐賀市は非常にユニークな立ち位置にいます。
隣接する福岡市が「鶏肉消費額1位(年間22,860円)」の常連であるのに対し、佐賀市の食卓は「ダブルエース」が支えています。

  • 牛肉: 過去に「購入数量全国1位」を記録。現在も「佐賀牛」などのブランド牛への誇りが高く、肉類全体の支出額でも全国7位にランクインしています。
  • 鶏肉: 全国6位前後(年間21,384円)と、こちらも極めて高い水準です。
  • 豚肉: 一方で豚肉の消費額は全国46位(最下位圏)。

つまり佐賀市は、牛と鶏を偏愛する一方で、豚肉にはほとんど目を向けないという極端な嗜好を持っています。地域独自の「肉の優先順位」を知ることは、その土地の個性を知ることそのものです。

まとめ:あなたの明日の食卓は何肉?
    佐賀県民はもっと豚肉を食べましょう!!

日本の肉消費は、価格変動という「経済」と、土地ごとの「歴史・文化」が複雑に絡み合いながら、日々変化しています。

九州地区は、肉文化を支える一大生産拠点であり、様々な肉料理のご当地グルメを生み出しています。

文中にあるように、佐賀県の豚肉消費は全国の下位ランキングに位置しています。

                     ショックです!!

最後に佐賀県民の皆さん、佐賀の豚肉も抜群に美味しいですよ。

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食への関心は、人生の豊かさへの投資でもあるのです。

次に焼肉屋やスーパーへ行くとき、あなたは「価格」で選びますか?それとも「地域の文化」を味わいますか?